「Star Guard」やってみた

「250 Indie Games You Must Play」に載っていたインディーズゲーム「Star Guard」をやってみた。スクショとればよかったんだけど忘れてた。今度からつける。ご意見歓迎。

どのぐらいやったの?

ノーマルモードクリア。ミスあり。

入手法

「250 Indie Games You Must Play」に載っている入手先は404。新しいのはhttp://vacuumflowers.com/star_guard/index.html。WindowsとMacに対応。しかし、Flashゲームなんだから工夫すればLinux系でもいけるのではないか。

ゲーム概要

アクションシューティングゲーム。主人公の緑の人を操作して、ステージ(重力あり)を駆け巡り、モンスターを倒したりやりすごしたりしつつ、悪い魔法使いの撃破を目指す。

システム

全9面の面クリア型。セーブ不可。主人公は、ジャンプ(zキー)とレーザーガン(xキー)で戦う。緑色の味方もいて一緒に戦ってくれるがあまり頼りにはならない。敵はレーザーガンで何度か撃つと倒せる。踏んでも倒せない。一部の敵は倒れた後死体のようになるのだが、しばらくすると復活して白い敵になる。それで倒すと完全に撃破となるが、白い敵は倒しても点が入らないので、できるならさっさと逃げるが吉。最初から倒れたようになっているが、ある地点まで到達すると突然動き出したりする敵がいるのに少し理不尽さを感じた。しかし、割とこまめにステージ中チェックポイントが設置されており、死んでもさくさくやり直すことが出来るので、そのあたりで理不尽さを中和しているように感じる。また、死んでも一度倒した敵が復活したりはしないので、死ねば死ぬほど楽になるということになる。ノーミスクリアは至難かと。死んだ復活直後は無敵状態で、しかもその間に敵に触れると倒せるのでそれで多少楽できる。ステージ中にはダイヤモンドみたいなアイテムが設置されており、取るとボーナス点になる。ギミックとしては、崩れる床やら固定砲台やら、定番どころは押さえているが、組み合わせ方使い方がうまく感心した。ラスボスは3形態ぐらいあって、結構歯ごたえがあった。第1形態はパターンを見抜けばなんとかなる。第2形態もやることはすぐに気づくはず。第3形態はそろそろ疲れてきていて、しかも先述のセーブポイントがあったので、ショット連打で終わらせてしまった。ストーリーは背景として、文字情報で与えられるのはゲームの邪魔をせず好感が持てたのだが、当然英語だし妙に難しいし、ゆっくり読んでいるとやられてしまうので全然読めなかった。ネイティブなら余裕だと思う。

グラフィック

非常にシンプル。黒い背景で、主人公は緑、敵および触れると死ぬものは赤、破壊できないものは白い囲いと、うまくシステム的な情報をグラフィックに自然に乗せられている。このため、説明書がなくてもすぐに細かいルールが飲み込めるようになっている。敵にショットがヒットしたときに破片みたいなものが出るあたり細かい。敵の外形とその動きがよくマッチしていて、個性がよくついていると思う。

ただ、主人公の移動速度や、死んだときのセーブポイントまでの視点移動が速いせいか、2Dゲームにもかかわらず画面酔いしてしまった。画面サイズを縮められるので、それで多少は改善されたが、それと先に進めないストレスが重なってしまってクリア時にはぐったりだった。単にアクションゲームをプレイするのが久々だったからかもしれない。だとしたら作者に申し訳ないことをした。

サウンド

BGMはなし。これでほとんど同じ見た目の9面の間行くのは精神的に疲れた。音楽によって面の特徴づけをすることの重要性を再認識。

技術

Flash Playerが同梱されていて、それでプレイするのでFlashゲームと思われる。破片が飛び散るなどは細かいなあと思ったが、Flashならそういう挙動は得意分野だろうし実はたいしたことはないのかもしれない。ジャンプは長押しすると高く飛べる方式。敵の制御は丁寧なつくりなのではないか(あまり比較対象を知らない)。

こまごまと

どうもSF小説に影響を受けて作ったゲームらしい。そういう作り方もあるのね。

総括

とにかく酔った。それのせいでいろいろものがゆがんで見えてしまっている気もする。本の売り文句が"Presents 250 influential and fun indie video games"となっていたし、Independent Games Festival 2010でデザイン賞を受賞しているしで、かなり期待して望んだのだが、ちょっと過度の期待をしすぎたかなあと。製作面で学ぶことは結構あったように思える。