「君の名は。」の聖地飛騨にやってきたので、「さくら物産館」さんで組紐作り体験をさせていただきました。
あの映画の器械を使って組紐を作ることができ、こういうキーホルダーができます。
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— 足跡45(どうしようもない) (@ashiato45) 2017年9月9日
ちなみにこの組紐は伊賀のものらしく、飛騨は生糸の生産はやっていたけれども組紐はやっていなかったこと、映画のあとで旅行者に喜んでもらおうと思って組紐をはじめたことを教えてもらいました。実際楽しかったので是非おすすめします。
この組紐なのですが、頑張れば家でももう少ししょぼい装備でできるのではと思って、旅先で道具を調達し宿でやってみました。用意する道具材料はこんな感じです。
Tabisakide katta pic.twitter.com/5J3tboEO4U
— 足跡45(どうしようもない) (@ashiato45) 2017年9月9日
- 風呂用のイス(座面に穴が空いたやつ): 大体600円。ニトリで買った。
- 重石(食卓用の陶製の塩の容器)9個: 1個50円。重石に使うだけなので、単1電池とかでもよい。
- 目玉クリップ9個: 7個100円のを2個買った。先の重石の重みを支えられるぐらいの力が必要。
- スズランテープ4色: 1色100円。組紐の材料になるので、4色必要。本当は毛糸が欲しかったのだが現地で調達できなかった。
- ガムテープ: 100円。器械に目印をつけるのと、組紐の端を始末するのに使う。端の始末にはセロハンテープのほうが綺麗なので、あるならそちらを使うのがよい。
- カッター: 普通のカッター。
(以下文章の簡潔さのためにである調になります。)
まず、作業に作る重石を作る。目玉クリップに紐(今回は組紐の材料のスズランテープを併用した)を通し、その両端をガムテープで重石に貼り付ける。
これを9個作る。こんな感じになる。
次に作業台の器械を作る。
この写真のように、6箇所にガムテープを貼っておく。これは紐の置き場所の目印になるとともに、滑り止めにもなる。
これで作業の準備にかかることができる。
1. 4色の紐から1メートル程度の長さで切り出す。あわせて8本の紐ができる。*1
2. 端をまとめてかた結びにする。
3. 結んだ端を、作業台(イス)の上から穴に通し、その端に下から重石をつける(目玉クリップではさむ)。
4. 4色に糸を、上の写真のように配置し、それらの糸が張るように、糸が座面の縁に接する少し下ぐらいに重石をつける(上の写真参照)。
5. まわりに伸びた糸が長すぎて互いに絡みそうであれば、まとめて他の糸で軽く結わえたり、クリップが余っていればそれで挟んだりする。まわりに伸びた糸を今後組紐を作る仮定で動かすことになるので、手軽に掴めるぐらいにコンパクトにしておくとよい。
これで組紐を作り始められる。
1. まず上の写真の状態から、青い紐を両手に取り時計まわりに半回転弱させる。ぶらさげた重石と残りの紐を手で包むようにして持つとよい。次の写真のようになる。青い紐と黄色い紐との位置が入れ替わったように見えることに注意。
2. 次に赤い紐を両手に取り時計まわりに半回転弱させる。赤い紐を置くときに、白い紐をもともと赤い紐があったところにずらし、赤い紐はもともと白い紐があったところに置く。次の写真のようになる。赤い紐と白い紐が入れ替わったように見えることに注意。
3. 次に、青い紐を両手に取り時計まわりに半回転弱させる。次の写真のようになる。青い紐と黄色い紐との位置が入れ替わったように見えることに注意。
4. 次に、白い紐を両手に取り時計まわりに半回転弱させる。白い紐を置くときに、赤い紐をもともと白い紐があったところにずらし、白い紐はもともと赤い紐があったところに置く。次の写真のようになる。赤い紐と白い紐が入れ替わったように見えることに注意。
5. これで1を始める前の紐の配置に戻ったことになる。あとはこの1-4を繰り返すと穴のなかに組紐がどんどんできていくことになる。
- 作業中、周囲に垂れさがった重石がどんどん上がってきて、作業しづらくなることがある。このときはクリップの位置を変え、重石を少し下に下げる。写真参照。はじめの写真では、黄色の紐の重石の位置が上すぎるが、次の写真では少し降ろしてある。
- また、作業中組紐が作業台の穴のなかにどんどんできていくが、そうすると組紐につけた重石(穴のなかの重石)の位置が下っていく。このとき、もし重石が床についてしまい、組紐に張る力が働かなくなるようならこの重石を(クリップを移動して)上に上げる。
十分な長さの組紐ができたら(15センチメートルも作れば満足だと思う。手首にも巻けるだろう。)、できた組紐の上の端(作業台の穴の側)にテープを巻く。
今回はガムテープしかなかったのでガムテープでやったが、セロハンテープのほうが良いと思う。作業台を少し浮かせて、作業台の下からやるのが良いと思う。
そして、巻いたテープの真ん中あたりで組紐をカッターを使って切る。作業台の下から作業することになり若干不安定なので、カッターで手を切らないように注意。
ハサミがあるならハサミのほうが良いと思う。
これで組紐が完成し、次の写真のようになる。
組紐ができました(途中くずれてるけど) pic.twitter.com/wt2ug8NpnG
— 足跡45(どうしようもない) (@ashiato45) 2017年9月9日
途中間違えたので途中がぐにゃぐにゃになっているが、はじめのほうなんかは模様が綺麗に出たのではないかと思う。
ちなみにあとで知ったのだが、世の中には「組紐プレート」というのがユザワヤあたりにあり、
これを使うと小さな装置で*3組紐が手軽に楽しめるらしい。へー。
あと、この風呂用の椅子を持って新幹線に乗って帰って大丈夫なんだろうか。
おわり。